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「西の魔女が死んだ」感想+映画化について 
2007.07.23.Mon [ 小説
西の魔女が死んだ 西の魔女が死んだ
梨木 香歩 (2001/07)
新潮社

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ふと読み直したくなって、手にとってみました。

***

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女・まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。

「西の魔女」とは、まいの祖母のこと。
祖母のいう魔女とは、代々草木についての知識を受け継ぎ、物事の先を見通す不思議な能力を持つ人のことだと知ったまいは、自分も魔女になりたいと願い、「魔女修行」を始める。

この「魔女修行」とは、意志の力を強くし、何事も自分で決めること。
そのための第一歩は規則正しい生活をするといった地味なものだった。

野苺を摘んでジャムをつくったり、ハーブで草木の虫を除いたりと、身近な自然を感じながらの心地よい生活が始まり、次第にまいの心は癒されていくが・・・

***

「もう学校へは行かない。あそこは私にとって、苦痛を与える場でしかないの」
そうはっきりと言うまいに、ママは困りながらもおあばあちゃんの家で過ごすことを提案する。
『まいがそこまで言うからにはよっぽどのことなのだろう』と。

この流れ、改めて読むと新鮮でした。
だって中学一年生でしょう?
こんなに大人びていたかな・・・と思わず考えてしまった。

母親との信頼関係があるのも、なかなかに凄い。

けれど、読んでいる内に身に覚えがある文章がたくさん出てきて、「ああ、そうだったなぁ」と引き戻される感覚がありました。

女の子同士の派閥が、なんだか面倒で浅ましく思えてしまったり。
粗野な雰囲気の隣に住む男性に恐怖を抱いたり。
父親の「死んだら最後で何もない」という言葉や、鶏の死骸にショックを受けたり。

こちらがドキっとするくらいに鋭くて大人びているかと思ったら、何気ない言葉や行動で傷つく潔癖さや繊細さを持っている。
それが、この年頃の少女なんだな・・・というより、自分もそうだったなぁとほんのり照れくさいような気持ちと共に思い返されました。

夜ベッドの中で、「死んでしまったらどうなるんだろう?」と考えたら怖くて眠れなかったあの頃の気持ち。
絶対忘れない、きっと一生この怖さはなくならないと思っていたのに、いつの間にか忘れてしまっているものですね。

淡々と描かれる、おばあちゃんとまいの生活と交わされる会話。
そのひとつひとつに、今尚はっとさせられた。
確か最初に読んだのは高校生の時だったと思うのですが、また違った感慨がありました。

目の前がぱぁっと明るくなるようなラストは、何度読んでも泣いてしまいます。
自分に娘がいたら、勧めたいなと思う一冊。
きっと自分だったら、勇気づけられただろうと思うので。

***

そして、びっくり!!

映画化されるのですねーーーー!!

→梨木香歩原作、映画『西の魔女が死んだ』クランクイン!

母親役のりょうさん、イメージぴったりかも。
思いも寄らず、タイムリーな話題になってしまいました(笑)
テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学
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大人も子供も心あたたまる、そして前向きになれる良書。中学生になった早々、登校拒否をしはじめた「まい」。母親は戸惑い、一考の末、まいを「西の魔女」と呼ぶ祖母の家に預けて休養させることにした。まいはおば
2007.07.25.Wed .No723 / ぱんどら日記 / PAGE TOP△
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