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『ローレライ』 
2005.03.26.Sat [ 映画
『ローレライ』観に行ってきました。

予想はしていたことですが、小説の方が私は面白かった。

全く予備知識なく観た方は、どんな風に感じるのか知りたいですね。

ネット上の感想では賛否両論でしょうか。



ただ、映画だけを観て酷評されている方には小説も読んで欲しいとは思います。

年代・性別問わずお薦めできる素晴らしいエンターテインメント小説だと思いますので。



小説の映画化って難しいですよね。

結局、人間の心理描写を最も細密に描くことができるのは『言葉』だと思うのです。

もちろん、映像でしか表現できないことはたくさんあり、素晴らしい感動を与えてくれます。

言葉なんて必要ない。そんな世界もあります。



けれど、やはり『理解』を持って心に伝わってくるのは言葉なのだと。

感情や本能ではなく、思考を持った人間に訴えかけてくるものは言葉なのだと思います。

特に文章は、発する側は思うままにつづるのではなく、いったん思考の過程を通って出てくる言葉です(大抵は)。

受け取る側も、声のように聞こうと思わなくても聞こえたり、耳に入っても内容は聞いていないというのでなく、『読もう』
と思って初めて読める
ものです。

その、本来は伝わるはずのない人間の心情というものをもがいてもがいて伝えようとする行為。

何かを受け止めたいと思って文章を読むという行為。


というものが私は大好きです。



だから、ネットの世界で人の言葉を聞くのは大好き。

どんなささいなことに関してでも、その人がどう思ったかを文章にしてあるのを読むのが好き。

だからこそ、ただ人を傷つけるためだけに書かれた言葉は見ていて苦しいです。

文章というものは受け取る人も様々で、誤解を生むこともあるということは自分も気をつけなくてはと思いますが。



そして、ゲーム好きなのも結局ここに起因しているかと思います。

RPG・SRPG・ADVなど、テキストを読んで自分が何かを感じたり想像したりというのが楽しい。

最近はボイス付きのゲームが多くて嬉しいですが、それはそれとしてムービーで映画風になりすぎ字幕が出ないなんて言語道断!!

(大体音無しでやってる人や聴覚に何かしら問題を抱えている人はどうするんだ)

と思います。




もちろん、本も漫画も大好き。

漫画は絵と言葉の相乗効果がすごい。

本はもう、文章の集大成ですから!!伝える内容の密度が違うと思っています。

本屋や図書館に行くとワクワクします。



・・・で、話がものすごい勢いで逸れたんですが(笑)その密度の濃い文章を映画にすると、
言葉というものは登場人物の発言・もしくはそれを表現した映像でしか表せないわけです。

つまり、伝えたいことの内容量が多いほど、映像化するのは困難になると思います。

限られた時間のなかで、映像と登場人物の言葉を駆使してどれだけの内容を伝えるか。

これが文章→映画の肝かと。(初めから「映画で伝える」という場合は違うと思いますが)



先日少し触れた『半落ち』は、映像を見せる必要性があまりないので、重要な言葉が
しっかりと語られている点が良かったと思います。省かれているところはあるものの、
俳優さんの演技と相まってあまり物足りなさはあまり感じませんでした。



しかし、『ローレライ』はどうしても映画として映像で魅せる必要がある。だから、どうして
この人はこういう行動をしたのか
という心情を表す場面が少なくなる。結果としてストーリー
の根幹が希薄になる。という仕方ないといえば仕方ないことになっています。

全てを表現するのは無理であり、映画という媒体で見せるべきなのは心理描写よりストーリー性や映像の迫力。
というのは頷けますから、映画としての『ローレライ』はこれで良いのだと思います。

ただ、小説を読んでしまったからには、読まないで映画を見たときの感動は味わえない。

客観的な評価は絶対に下せない。
ということなのだと思います。

あ、俳優さんの演技素晴らしかったですよ!




『模倣犯』なんかは、小説を読んで「この内容を映画で表現するのは無理!!」と割り切って
映画を見なかったのですが、正解だったかなと思います。

逆に、『天国の本屋』は予備知識0で試写会見に行ったら面白かったですし。

うーん、やはりどちらか一方しか本当には楽しめないということでしょうか・・・。



とりあえず近日中にローレライの感想アップしたいと思います。(まだ書くのか)




感想書きました。
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